就職活動の第一歩となるエントリーシートや履歴書は、あなたの魅力を企業に伝えるための重要な書類です。採用担当者の目に留まり、選考を通過するための効果的なエントリーシートの書き方や提出マナーを、4つのポイントに分けて詳しく解説します。

 

採用担当者の心を掴む! エントリーシート作成のポイント

エントリーシート(ES)は、企業が応募者の人柄や強みを把握するための重要な書類です。面接前にあなたの第一印象を決定づける資料であり、しっかり書けていないと書類選考で落ちてしまうケースも。油断せず丁寧に作成しましょう。

 

作成のコツは、企業の理念や求める人材像を理解したうえで書き始めることです。まず、応募する企業のホームページや採用ページなどをチェックし、どのような点に共感したか、自分の強みや経験がどのように活かせるかを考え、文章に落とし込みます。また、面接ではエントリーシートを元に深掘りされることが多いので、一貫性のある内容を心がけましょう。

 

ここからは、エントリーシートの定番である①自己PR、②志望動機、③学生時代に力を入れたことの書き方のポイントを紹介します。

 

①自己PR

自己PRはあなたの個性や能力を伝える場です。単に「私は〇〇が得意です」と書くのではなく、「私はアルバイトでリーダーを務め、売上を20%向上させました」など、具体的な数字や成果を盛り込むと説得力が増します。エピソードや実績を交えてアピールしましょう。

 

ポイント:

・強みを1つに絞る

・具体的なエピソードを添える

・企業が求める人物像と関連性を持たせる

 

②志望動機

志望動機は、企業への熱意を伝える重要な項目です。「なぜこの会社を選んだのか」「入社後にどのように貢献したいのか」を具体的に書きましょう。企業研究で得た情報を活用し、他社ではなくその企業だからこそ魅力を感じた理由を書くと説得力が増します。

 

例:貴社が〇〇という事業を通じて社会に貢献している点に共感しました。私が〇〇で培った〇〇力を活かして、貴社で〇〇として活躍したいと考えています。

 

ポイント:

・企業の特徴や理念に触れる

・自分の経験や価値観と結びつける

・入社後のビジョンを明確にする

 

③「学生時代に力を入れたこと(通称:ガクチカ)」

学生時代に取り組んだことを通じて、あなたの人柄や価値観を伝える質問です。部活動、サークル、アルバイト、勉強など内容は自由ですが、具体的なエピソードを交えて書くことが大切です。また、結果だけでなく、そこに至るまでのプロセスや工夫したことも書きましょう。

 

ポイント:

・数字や成果を具体的に示す

・困難を乗り越えた経験を盛り込む

・自分の成長や学びをアピールする

 

履歴書はあなたの基本情報を伝える大切な書類

履歴書は、あなたの氏名、学歴、職歴などの基本情報を企業に伝える書類です。エントリーシートが選考の参考資料に使われるのに対し、履歴書は入社後も従業員データとして保管されることが多いです。

 

手書きの履歴書では、誤字脱字がないか確認し、1文字ずつ丁寧に書きましょう。写真は、清潔感のある服装で撮影したものを貼り付けます。写真が剥がれてしまったときに備えて、写真の裏に大学名と名前を書き込んでおくと安心です。

 

履歴書のポイント:

・市販の履歴書または、企業の指定するフォーマットを使用します。

・学歴は、中学校卒業から記入するのが一般的です。企業によっては高校卒業からの記入でいい場合もあるので、 記入前に募集要項を確認しましょう。

・職務経歴にはアルバイト経験も記載し、業務内容や得られたスキルを具体的に書きましょう。

・資格や特技は、アピールできるものを記入しましょう。複数ある場合は、応募する企業で役立つ資格を優先して選びます。

 

企業に好印象を与える!提出時のマナー

エントリーシートや履歴書を提出する際は、マナーを守ることで企業に好印象を与えることができます。また、面接時に困らないためにも、提出書類はコピーをとったりスキャンしたり、いつでも内容を確認できるようにしましょう。郵送・Web提出それぞれのポイントを紹介します。

 

郵送の場合:

・書類:送付状を作成し、書類と一緒にクリアファイルに入れます。
・封筒:「角形A4」か「角形2号」で白色無地の封筒がおすすめです。

・宛名:住所、企業名、部署名、担当者名を丁寧に書きます。(株)などの略称は使用せず、「御中」「様」を併用しないように注意。

・書類名:表面の左下に書類名を赤字で記載します。(例)「エントリーシート在中」「応募書類在中」など

・差出人:自分の住所、氏名を記入します。

・郵送方法:送料はサイズや重さによって変わるため、郵便局の窓口で計量してもらうと安心です。到着までにかかる日数を考慮し、早めに提出しましょう。

 

Web提出の場合:

・テキスト:Webエントリーシートの場合、入力時間に制限が設けられている場合があります。スマホのメモやWordであらかじめ作成しておくとスムーズです。誤字脱字や変換ミスに注意しましょう。

・ファイル形式:メールで送付する場合、PDF形式で提出するのが一般的です。ファイル名は分かりやすく設定しましょう。(例)「履歴書_氏名.pdf」など

・ファイル容量:添付ファイルがある場合、容量オーバーにならないか確認します。

・締め切り:期限ギリギリや深夜の提出にならないよう、余裕を持って提出しましょう。

 

提出前に第三者に見てもらうのもおすすめ

エントリーシートや履歴書を書き終えたら、まずは自分で読み返してみましょう。音読することで、誤字脱字や不自然な表現に気づくことができます。また、家族や友人に見てもらうのもいいでしょう。自信がない場合は、大学のキャリアセンターや就職支援サービスを利用して、添削を受けることをおすすめします。より完成度の高い書類応募に仕上げましょう。

 

まとめ:万全の準備で就職活動を成功させよう!

エントリーシートや履歴書は、あなたの第一印象を決める重要な書類です。丁寧に作成し、提出マナーを守ることで、書類選考通過の可能性を高めることができます。就職活動解禁まであと少し。準備を進めて、自信を持って就職活動に臨みましょう!

 

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