2026年卒の就職活動について、「どんなスケジュールで進むのかわからない」「どの時期に何をすればいいか不安」という方も多いはず。就職活動の不安を払拭するには、全体のスケジュールを把握し、いつまでに何をするか見通しを立てることが重要です。
本記事では、就活の基本的なスケジュールや、選考が本格化する前後の流れを詳しく解説します。また、就活を効率的に管理するツールも紹介します。安心して就活のスタートダッシュが切れるように準備していきましょう!
2026年卒の就職活動のスケジュール
2026年卒の一般的な就職活動のスケジュールは、以下の通りです。
・3月~5月:企業説明会開始、エントリーシート提出
・6月~9月:筆記試験、面接、内々定
・10月:内定式
(いずれも2025年)
3月1日に企業の広報活動が解禁され、6月から選考開始というスケジュールです。あくまで経団連に加盟している企業のスケジュールであり、異なる企業もあります。説明会や選考の日程を企業ごとに把握し、自分に合った就活スケジュールを立てるようにしましょう。
また、企業の採用活動の早期化が進んでいます。企業によってはエントリーや選考が前倒しで進んでいく可能性もあるので、こまめに情報を入手し早めの準備とアクションを心がけましょう。
いつまでに何をすればいい?
就職活動の全体のスケジュールを踏まえたうえで、時期ごとの流れを紹介します。
【〜2025年2月】就職活動の準備期間
本選考に向けてじっくり準備する期間です。自己分析、業界研究、企業研究を行い、どんな業界に興味があるのか、自分の強みや価値観は何かを考えて理解を深めましょう。当サイト(ステッピング)では、福井県内の企業と出会える就活フェスやセミナーを用意しているので、ぜひ参加して就職先の選択肢を増やしてみてください。
あわせて読みたい!業界研究・企業研究のポイント
業界をある程度絞れた方は、エントリーシートの作成準備も進めておきましょう。「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」は多くの企業から聞かれる代表的な質問。文章を第三者に見てもらい推敲しておくことで、3月に余裕を持ってスタートできます。
また、冬にインターンシップを開催する企業もあります。夏のインターンシップに行けなかった方や、もっと企業への理解を深めたいという方は、積極的に参加しましょう。
【2025年3月〜】就職活動が本格化
3月1日になると、企業の採用情報(採用人数や選考フローなど)が一斉に公開されます。自己分析や業界・企業研究の結果をもとに、興味を持った企業の説明会に参加して、より詳しい情報を集めます。企業説明会やエントリーシート提出で忙しくなる時期です。直前に慌てないよう、計画的なスケジュール管理を心がけましょう。企業によっては6月を待たず選考が始まる場合もあります。
就職活動は長期戦になることも。体調やメンタル面で不調が出ないよう、こまめな休息やちょっとした息抜きをお忘れなく。
【2025年6月〜】選考スタート
6月1日になると、選考が始まり内定が出始めます。就職活動の目的はあくまで「自分に合った企業に出会う」こと。早く内定をもらうことだけが正解ではありません。周りに就活を終えた友達がいても、焦らずに自分が納得できるまで続けてみましょう。年間を通して採用している企業や、秋以降に採用を行う企業もあります。
就職活動を効率的に管理するツール
就職活動では、企業研究や説明会、面接などの様々なタスクが並行して進むため、情報やスケジュールを効率良く管理する必要があります。手帳やノートなどのアナログツール、カレンダーやメモアプリなどのデジタルツールを組み合わせて、効率良く漏れのないタスク管理をしましょう。おすすめのツールを5つ紹介します。
1.ノート、スケジュール帳などの紙媒体
就活ではスマホだけでなく紙媒体が役立ちます。例えば、就活専用のスケジュール帳を用意すると、説明会や面接中などスマホを出しづらい場面でもスケジュールの確認がしやすいです。
<メリット>
①1か月のスケジュールを見渡しやすい
②説明会や面接中でもメモしやすい(説明会や面接中のスマホ操作は良くない印象を与える場合も)
③スマホで通話しながら予定を書き込める
④紙に書くことでスケジュールが記憶に残る
2.就活サイトのマイページ
リクナビ、マイナビ、Indeed、キャリタスなどの就活サイトのマイページでは、企業説明会や選考状況を一元管理できます。使い勝手が良く掲載企業の多いサイトに絞って登録し、定期的にログインするのがおすすめです。
<メリット>
①気になる企業をリストアップし、比較検討できる
②企業へのエントリー状況や選考状況を確認しやすい
また、リクナビが提供する「OpenES」では、あらかじめウェブ上で作成したエントリーシートを複数の企業に送ることができ、就活の効率アップに役立ちます。ただし、リクナビに登録していない企業やOpenESに対応していない企業には送れない点に注意が必要です。
3.カレンダーアプリ
スケジュールをスマホで管理したい方におすすめなのが、GoogleカレンダーやLifebear、TimeTreeなどのスケジュール管理アプリ。デジタルならではの便利な機能が充実しているので、使いやすいお気に入りのアプリを見つけてみてください。
<メリット>
①リマインドや通知機能、ToDo機能が使える
②予定の変更がしやすい
③色分け機能でプライベートの予定と分けて管理できる
④スマホやパソコンで気軽に確認できる
4.タスク管理ツール
デジタルでタスク管理したい方におすすめなのが、Todoist、Trello、Asanaなどのタスク管理ツール。機能によっては有料版が必要なことも。まずは無料版を試し、使いやすいものを見つけてみてください。
<メリット>
①タスクを細かく分割し、長期的目標の進捗を可視化
②面接対策のチェックリストを作成できる
③各選考ステップをカードに分け、進捗を客観視できる
5.アイデア・情報整理ツール
デジタル上でアイデアを自由に書いて整理したい方には、NotionやEvernoteなどの情報整理ツールがおすすめ。
<メリット>
①企業情報や面接対策のメモを整理できる
②プロジェクト管理のように就職活動全体を管理できる(Notion)
自分に合ったツールを複数使い分けることで、より効率的に就職活動を進めることができます。
安心して就活のスタートダッシュを切ろう
就職活動は、全体のスケジュールを把握し、計画的に効率良く進めることが重要です。就職活動は初めてのことだらけで不安が付き物ですが、友人やキャリアセンターに相談したり、息抜きしたりしながら、焦らずに取り組んでいきましょう。